4月21日,金沢駅前サテライトにて,公開講座「城と歴史を活かしたまちづくり-春の陣-」を実施し,高校生から80代までの18名が参加しました。
はじめに,伊藤悟金沢大学名誉教授が,「金沢では歴史的な環境の維持と後世への継承が重要な課題となっている」と述べ,金沢市内に4地区ある重要伝統的建造物群保存地区を紹介し,まちづくりの系譜を概観しました。
次に,海外都市のモデルを事例として示し,城下町金沢の内部構造の移り変わりを解説しました。
午後から一行は,「金沢の地域構造―まちのなりたち―」をテーマに尾張町界隈を巡り,古写真を手に国と市の施策が複合的に展開する地区に点在する伝統的景観と近代的建物を訪ねました。
受講生からは「尾張町の辺りが元々の城下町の中心だったと知れたのが一番の収穫でした」「古写真が多くわかりやすかった」などの声が聞かれました。
講師:金沢大学名誉教授 伊藤 悟
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