6月17日,サテライト?プラザにて公開講座「養生?衛生書のあゆみ(2)中世篇」を実施し,高校生から70代までの30名が参加しました。
はじめに,国際基幹教育院外国語教育系の趙菁教授から開講あいさつがあった後,茨城大学教育学部の瀧澤利行教授が「養生?養生論の歴史」の講義を行い,中世期の養生が仏教や宋学の影響を受けながら慈悲の実践として庶民へと普及し,その後の医学の展開につながった経緯を説明しました。続いて趙教授が栄西著『喫茶養生記』と曲直瀬玄作著『延壽撮要』を読解し,中国中世期の養生学を紹介しました。
講座の後半には日本健康太極拳協会理事長の楊進氏による太極拳概論の解説と養生体操「八段錦」の指導があり,受講生らと共に実技を行いました。
受講生らは「歴史の紐解きが興味深かった」「太極拳がなぜ身体によいかの説明が参考になった」といった感想を述べました。
講師:国際基幹教育院外国語教育系 教授 趙 菁
茨城大学教育学部 教授 瀧澤 利行
日本健康太極拳協会 理事長 楊 進