教職実践研究科(教職大学院)の学生らは,自主的な取り組みとして,今年度から『院生通信』を発行しており,2月6日に55号を発行しました。
同通信は,同研究科の実務家教員が校長時代に発行していた『校長通信』に感化された学生が,「学校マネジメントの理論と実践」の授業で学んだ「分散型リーダーシップ」の理論を参考に制作した研究室内の広報媒体です。学生の研究や学修の成果を共有し知見を広げること,同通信に触発されて学生が主体的に動き出してリーダーシップを発揮し,伝播していくこと,学生同士の良好なコミュニケーションが促進されることの3つを目的として発行しています。
紙面では,書籍や論文,講演会の感想,動画の撮影?編集方法から学食メニューまで,さまざまなトピックをA4用紙1枚にまとめて紹介しており,同通信のバックナンバーは,研究室内に掲示しています。
今年度最後の発行を迎え,同通信の発行を主導している学生(教職実践研究科 1年)は,「学生同士の自己開示や他者理解につながり,支え合うチームが構築された。この関係が,研究室で本音の教育談義が行われるきっかけとなり,研究で悩む学生にも寄り添い合う関係性を築くことができた」と話しました。
同研究科では,今後も,切磋琢磨しつつ,高みを目指す学生の自発的な活動を支援していきます。