ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.43

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金沢大学広報誌|アカンサス No.43

輝く金沢大生CIRCLE&PROJECT金沢大学で活動するサークルやプロジェクトをピックアップして紹介します。CIRCLE茶道部てまえおもてなしの心でお点前を!茶会で広がる茶の湯の縁昭和40年創部の茶道部では,裏千家流の先生に指導を仰ぎながら,37名の部員が日々稽古に励んでいます。稽古は丁寧に炉の準備をすることから始まり,季節ごとに開催する茶会に向けてお点た前の練習を重ねます。「お抹茶を点てることに限らず,季節を感じさせる花や茶道具?お菓子選びなど,茶道に息づくおもてなしの心が魅力です」と語るのは部ひなたなつき長の日向夏葵さん(法学類2年)。昨年10月に開催された全国学生大茶会プレ茶会では,金沢市内の由緒ある茶室を舞台に席主を務めてお点前を披露し,多くの茶道愛好家や観光客と心を通わせました。さらに部員らは,この茶会に参加した全国10大学の茶席に何度も足を運び,熱心に茶道への見識を広げました。プレ茶会実行委員長を務めた藤原佳那恵さん(人文学類3年)は,「多くの大学と交流を深めるとともに,さまざまな流派の茶席を経験でき,作法の違いを知る貴重な機会になりました」と充実した表情を見せます。今夏以降に開催が予定される全国学生大茶会でも,茶道の奥深さに親しみ,茶の湯の縁をさらに広げることが期待されます。プレ茶会では心を込めてお客さんをもてなしたPROJECTかくまラボ「ボードゲームグランプリ」優秀賞受賞!未来を考える力をゲームづくりで鍛えるボードゲーム総合情報サイト等が主催する「ボードゲームグランプリ」で,学生グループ「かくまラボ」の制作した『ぽんぽこ不動産』が優秀賞を受賞しました。かくまラボは,授業科目「環境共生基礎実習」でゲームづくりに取り組んだことを機に,地域創造学類環境共生コースの学生らで結成したもの。ゲームという仮想社会で失敗や試行を繰り返しながら,未来を描く力を養うことを目的に活動しています。林直樹准教授の指導の下で制作した『ぽんぽこ不動産』は,騒音問題や防犯対策を考えながら,アパートの快適な住環境を整えていくゲーム。昼行性?夜行性?怖がりなどの属性を持った動物たちを住人に,隣室や階下に誰が住めば共に快適に過ごすことができるかを考え,ゲームで遊びながら住環境づくりを体験できるように工夫を凝らしています。「ボードゲームグランプリ」では,扱いにくいテーマを楽しいゲームにしたことが高く評価され,受賞につながりました。今後は『ぽんぽこ不動産』の商品化や,展示会への出展を目指すとともに,次の新しい挑戦に向けてさらに活動の幅を広げていきます。林准教授(中央)の指導の下,ゲームを制作カードのイラストは野村桃子さん(左),マニュアル表紙は渡邉陽さん(中央),マニュアルづくりは亀山智実さん(右)で作業を分担して取り組んだ43 13

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