ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.37

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概要

金沢大学広報誌|アカンサス No.37

14 37本学は,平成27年度に文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC +プラス事業)」に採択され,地方創生の中心となる「ひと」の地方集積をめざす取り組みを行っています。CHALLENGE!金沢大学は「オールいしかわ体制」で学生の県内定着にチャレンジします!Kanazawa UniversityCOC+事業では,石川県をフィールドとする地域思考型教育を展開し,学生の県内定着率向上をめざします。地域を知り,地域の課題解決に挑戦し,地域をリードする人材を育成するため,本学を含めた県内の8大学,全自治体,企業などが連携し,「いしかわ学生定着推進協議会」を発足。「オールいしかわ体制」でさまざまな取り組みを実施しています。加賀棒茶みるくてぃ事業を立ち上げた学生らeコマースインターネットによる販売事業を立ち上げます。実践1 対面販売お客様のリアルな反応が見える対面販売事業に取り組みます。実践2 いしかわの課題解決石川県が抱える課題の解決につながるビジネスを実施します。実践3学生のための起業塾「いしかわ未来アカデミー」取り組みの1つを紹介!いしかわ学生定着推進協議会が,起業を学ぶビジネススクール事業を展開する株式会社ウィルフと協働で,県内の学生を対象に6カ月間,全22回のカリキュラムで実施しています。起業に必要な経営スキルを起業家から学びながら,実際に独自の事業を立ち上げる起業体験を通じた「実践」を3回行います。この取り組みをとおして,起業マインドや経営的視点を養い,どのような環境でもピンチをチャンスに変える力を持った,石川の未来を創る創クリエイティブパーソン造的人材の育成をめざします。石川県産の素材にこだわり,株式会社丸八製茶場の加賀棒茶と株式会社ホリ乳業の低温殺菌牛乳を組み合わせた「加賀棒茶みるくてぃ」を開発。観光客を顧客ターゲットに,金沢駅やひがし茶屋街のカフェに売り込み,期間限定商品としてメニューに加えられました。「加賀棒茶みるくてぃ」販売石川県のフットサル人口が少ない現状を課題と捉え,県のフットサルを盛り上げ,多くの人に普及させるため,「石川県大学フットサルリーグ」を創設する事業を立ち上げました。交渉の末,多くの企業から協賛を得て,平成29年春からリーグ開催が実現します。「石川県大学フットサルリーグ」の創設支援地域思考型教育の3つの取り組み●地域で何をすべきかを考える ―どうやって達成するのか―起業塾「いしかわ未来アカデミー」の開講 など●地域でどう生きていくかを考える ―何を達成するのか―地域の企業を深く知るインターンシップの開発?実施 など●人生の価値観を探る ―なぜ石川に住むのか―石川を学ぶためのICT 教材の開発?実施 などより良いものを作りたいという思いから,原価は少し高かったですが,茶葉?牛乳ともに品質の良いものを使いました。事業に取り組む中で,売り上げの予想金額や数量などの「見込み」は,たくさんの根拠を基に予測する必要があるということを実感しました。人間社会学域国際学類2年 市川 大成さん学生の声学生の声企業の協賛を集めることは大変でしたが,最短で目標に到達するため,協賛してくれる企業の要件を考えた上で,その要件に合った企業に対してアプローチし,交渉しました。事業では,仲間の得意分野や人脈を生かすことが肝となり,人と人とのつながりの重要性を強く感じました。人間社会学域法学類3年 甘田 光さん石川県大学フットサルリーグ創設記念大会にて実践2 実践3起業体験をPickUp!

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