4月22日,サテライト?プラザにて,公開講座「古文書講座-中級編-」を実施し,32名が受講しました。
加賀藩は,江戸時代に繁栄を極めた藩であり,多くの古文書が残されています。その中には,加賀藩の歴史的な事実や人々の暮らしに関する記録など,非常に興味深いものが多く含まれています。この講座は,くずし字や古文書を少し学ばれた方を対象に,加賀藩に生きた人々の文書を一緒に読んでいく講座です。
人間社会研究域国際学系の上田長生准教授は,一字一字,読み方や解釈方法について,その時代の背景を交えながら丁寧に解説。受講生は,くずし字の辞書を片手に,配布された解答を参考にしながら,加賀藩の有力農民「十村」の文書の特徴的な書体の解読に臨みました。
受講生からは,「加賀藩の歴史や文化に触れることができるので,もっと読めるように頑張りたい」といった前向きな感想が寄せられ,熱心に学んでいました。
全4回の講座を通して,加賀藩領の農村や城下町金沢についての理解を深めていきます。
講師:人間社会研究域国際学系 准教授 上田長生