公開講座「歩いて学ぼう!岩石学シリーズ(1)金沢まちなか編」を実施

掲載日:2023-4-20
ニュース

 415日,公開講座「歩いて学ぼう!岩石学シリーズ(1)金沢まちなか編」を実施しました。受講生25名と共に,金沢城,香林坊エリアを中心に2時間のフィールドワークを行いました。

 理工研究域地球社会基盤学系の森下知晃教授は,「『岩石』とはなにか?」と受講生に問いかけた上で,結晶の仕組みについて解説した後,金沢城の城壁,香林坊エリアの商業施設やホテルを巡りました。受講生は壁面などに使用されている石材を結晶の並び方や硬さに注目しながら,ルーペを使用し色や質感を注意深く観察しました。金沢城の城壁の岩石はどこからどのように運ばれてきたのか,建物の壁面にある岩石の色や模様はどのようにしてできたのか,それぞれの岩石が形成された環境や過程について考察を聞きながら想像を膨らませました。

 講座後,受講生からは「身の回りのあちこちに使われている石を楽しんで見れるようになった」「実際に観察しながら,その場で先生たちと感想や疑問点を話し合えるのが楽しかった」などの感想があり,科学的考察に想像を交えながら,岩石に秘められた未知のストーリーに思いを馳せるきっかけとなったようでした。

講師:理工研究域地球社会基盤学系 教授 森下 知晃

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  • 岩石の成り立ちについて解説する森下教授
  • ルーペで金沢城の石垣の岩石を観察する受講生
  • 岩石の結晶の色や形について考察
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