2024年度 短期?その他 ロシア及びNIS諸国〈キルギス〉
(期間:2024年8月28日~9月11日)
体験報告
<国際学類2年>
私は台風の影響で予定より2日早くキルギスに到着し、不安もありましたが、現地の人々に多く助けられました。特にレストランで出会った女性の言葉「私にはあなたを助ける使命があります」がとても力強く、印象深かったです。ツアーでは、フィールドワークを通じて現地の学生に助けられながら、ロシア語とキルギス語の使用状況を調査しました。言語の壁に苦しみながらも、学生の協力でデータを収集できました。また、イシククル湖のクルーズやユルタ宿泊、アラカルチャ国立公園での登山など、キルギスの自然と文化を満喫しました。忙しさから体調を崩したこともありましたが、それも思い出です。国際協力に興味を持ち参加したこのツアーでは、OVOP工場やユニセフ、JICAの事務所を訪問し、現場の声を聞く貴重な体験をしました。特に教育分野に興味があったため、ユニセフの方からキルギスの教育現状を聞くことができ、日本の教育について考える新たな視点が得られました。また、青年海外協力隊やインターンをしている学生と話す機会もあり、自分のキャリア形成について考える機会となりました。ツアーの中で神戸大学と金大という異文化交流もあり、お互い緊張しながらもすぐに打ち解け、生活や学校について語り合う時間は楽しいものでした。キルギスの人々の温かさやおおらかさに触れ、歴史や文化を学び、自分の進路について再考する機会にもなった14日間は、私にとって大切な経験でした。ありがとうございました。
<国際学類2年>
現地ではビシュケク市内で8泊、イシククル周辺で4泊行いました。神戸大学の学生と共同で、ホテルの部屋も混合だったのでキルギスの人だけでなく、神戸大学の学生ともかなり仲良くなりました。ビシュケクでは主にキルギス日本センターのボランティアの学生に案内してもらい、協力してグループ調査を行いました。ボランティア学生とはほとんど日本語で話すことができたので、言葉が通じなくて困ることはほとんどありませんでした。ビシュケク市内で班での自由行動が多く、かなり現地の人の生活に触れることができました。また、キルギス人はとてもやさしく、言葉が話せなくても身振り手振りで理解しようとしてくれていたので、ボランティア学生がいない場面でもあまり困ることはありませんでした。食べ物も、少し脂っこいものが多かったですが、基本的にはどれもおいしく、日本人の口にも合うものが多かったと思います。グループ活動以外にも、ビシュケク市内ではキルギスで活動しているJICA隊員の話を聞いたり、以前日本でキルギス大使館で働いていたという国会議員の話なども聞いたりすることができ、国際協力や日本とキルギスの関係について知ることができました。また、イシククル湖周辺では第二次世界大戦でソ連に抑留されていた日本人でキルギスに派遣されていた人たちについての話を聞き、彼らが作った階段を実際に見ることができました。他にもカラコルでは温泉に入ったり、イシククル湖で泳いだり、伝統的なユルタという遊牧民族の家に泊まったりしました。JICAの一村一品の活動で商品を作っている会社も見学し、日本人がどのようにキルギスを支援し、成功させてきたのか知ることができました。また、現地の学校や孤児院をいくつか訪れ、子どもたちと交流をしました。キルギスの子どもたちにも日本のことを知ってもらえてよかったと思います。最初はキルギスという国がどのような国なのか全く知りませんでしたが、最後には日本に帰りたくないと思うくらい好きな国になりました。
<先導学類2年>
「行ってよかったか」と聞かれると、「行ってよかった」と言い切れるくらいキルギスのことが好きになれた2週間でした。まず中国経由の渡航は一番安く、早くキルギスに行けますが、私はWi-Fiが空港内でうまくつながらなかったので話が通じにくく、苦労しながら乗り換えをしたので、何人かで乗り換えをすることをお勧めします。キルギスの公用語はキルギス語?ロシア語ですが、現地では日本語を学んでいる学生やコーディネーターとともに行動するため、言葉の壁をあまり感じませんでした。しかしJICAの一村一品運動の製作所や外交官のお話を聞くときなど、英語を聞き取ることが多かったため、英語能力をあげる必要があります。キルギス人は日本人より優しいです。例えばキルギスではお客さんをおもてなしする文化があって、毎食食べきれないくらいのご飯を用意してくれます。また日本のアニメの普及を調べ、アニメ制作をしている会社にインタビューしたとき、似顔絵を一人一人書いてくれたりして心の優しい方が多い印象でした。料理はおいしいものが多かったですが、油の量が多いため途中でおなかを壊す人が多く、行くならば正露丸を絶対持っていく必要があります。また神戸大学の方と一緒に行動したため、普段だったら関わることのできない人と長い間関わることができ良い縁となりました。トイレットペーパーが常備ないことや、バイリンガルで普段からキルギス語とロシア語両方を使っているなど、日本とは違う点がたくさんあり毎日が刺激のある充実した2週間でした。またJICAやキルギスの方と関わることができて、普段なら聞けないキルギスのことや政治のことなどを聞けて貴重な体験になりました。
持って行くとよいもの!
風邪薬、胃腸薬(かなりの量)、サトウのごはん、カップうどん、割り箸、長袖トレーナー、パーカー、洗濯洗剤、石鹸、ハンガー、トイレットペーパー、ポケットティッシュ、ウェットティッシュ、お風呂セット
研修費以外にいくら必要?
?航空券:往復17万円、現地での金銭:約5万円
?渡航費16万(中国経由) 現地では2万円くらい(友達のお土産やお土産をあまり買わなかった場合)
イシククル湖(キルギス最大の湖)
小学校での交流
ベシュバルマク(キルギス料理)
正教会チャペル
伝統的なユルタの内部
絨毯作り