イギリス シェフィールド大学 

掲載日:2024-7-16

シェフィールド大学

2022年度 ヨーロッパ〈イギリス〉

Y.Y.(人間社会学域 法学類 4年)

20229月から2023年6月までの9か月間、イギリスのシェフィールド大学に留学しました。留学中は大変なことも多かったですが、楽しいこともありました。心から留学に行ってよかったと思います。

留学先、時期を決めた理由

大学に入学したときから、ぼんやりと留学に行きたいと考えていました。北陸から出たことがなく、違う環境で生活してみたいと考えていました。大学1年生の時のアドバイス教員の先生が留学を強く薦めてくださったことで、2年生のころから情報収集をするようになりました。

留学先をシェフィールド大学にした理由は2つあります。1つ目の理由がシェフィールド大学は政治学を学ぶのに適切な大学と考えたからです。私は法学類の投票行動論ゼミに所属しており、留学先でも「政治」を学べる場所を選びたく、シェフィールド大学を選びました。2つ目の理由は国際色豊かな大学だからです。シェフィールド大学では海外からの留学生が約37%イギリスだけではなく、様々な国籍の方と交流することができると考えたからです。

留学時期は迷いましたが、大学3年の秋から4年の春にしました。私は金沢大学でチアリーダー部に所属しておりました。私は大学生活で部活も留学もやりたいと考えていました。部活は同期よりは早い引退とはなりましたが、留学に行く1ヶ月前にあった大きな大会でやりきって留学に行くことができました。部活をしながら留学準備をすることは大変なこともありましたが、今思うとどちらも諦めなくてよかったと思います。

留学前準備

留学準備で大変だったのはIELTSのスコア取得、ビザ申請です。IELTSに関しては、Speakingでの基準を満たすことに苦労しました。ギリギリで何とか基準を満たすことができました。Speakingは現地に行っても一番必要なスキルであるので、1年生のころからもっと対策をしておけばよかったと思います。金沢大学では英語が喋れるイベントが沢山開催されているので、積極的に参加したらよいと思います。

ビザの申請は時間がかかると聞いていたので早めに始めるようにしました。ネットや先輩から情報収集をして、何の書類がいるのか、いらないのか早めにそろえて申請しました。これからビザ申請をする方は早めに行動した方が良いです。イギリスの学生ビザを申請するときに保険料も納めなといけません。私はこの部分を当初の留学準備資金にいれてなくて少し焦りましたので、事前に調べておくことをお勧めします。

留学中の生活

私は大学や街中に近いCityCentreにあるBroad Lane Courtという寮に住んでいました。1人部屋ですが、5人でキッチン、トイレ、シャワーを共有していました。寮のフラットメイトはインドからの留学生3人とアメリカからの留学生1人でした。みんな優しくて、一緒にご飯を作って食べたり、買い物に行ったりしました。Broad Lane Courtは建物が少し古いですが、2週間に1回共用部分の清掃があります。また、大学の図書館や生協にも近いのでおすすめです。

留学中の授業

大学の授業は留学生が履修することができるELTCEnglish Learning Teaching Center授業と学部の授業を取りました。当初は学部の授業のみを取る予定でした。ただ学部の授業に完璧についていく自信がなかったのでELTCで行われるレポートの書き方やディスカッションのやり方の授業を取りました。個人的にはこの授業を取ってよかったと思います。これまで英語のレポートを書いた経験があまりなかったので、学部の授業のレポートを書くときにとても役に立ちました。学部の授業の中の1つで70点(金沢大学でいうS)を取ることができました。これもELTCでレポートの書き方を学べたからだと思います。

課外活動

課外活動ではチアダンス部に所属しました。金沢大学でもチアリーダー部に所属していたのでチアをしたいと思っていました。自分の英語力不足で大変だったこともありましたが、入って本当に良かったです。特に大変だったのは仲良しグループがある中で、そこに入るのが大変だったです。ただ、最後の方は自分から積極的に声をかけ、練習の方法も提案できて楽しくなりました。また、練習環境や大会はとても充実しており、イギリスナショナルという大会で2位になることができました。イギリスの大会では知らない人も大きな声援を送ってくれて、ステージで踊っていて本当に気持ちがよかったです。チアダンス部でたくさんの経験ができ、素敵な仲間に出会い本当に楽しかったです。留学時代の一番の思い出です。

留学中の経験から

留学中の経験を通して自分が成長したのは①自分から動くこと②沢山思考することです。①についてもともと私は消極的で人見知りでした。留学中には様々なチャンスが転がっていますが、待っていても何も変わりません。自分から話す、やりたいことは主張する、行動するということが大事だと分かりました。②は授業の経験からです。金沢大学の法学類の授業はどちらかといえば受け身的な授業が多く、「思考する」という経験がありませんでした。その点で、留学前の私は一面的に物事をとらえることが多かったと思います。一方で、留学中の授業ではどの授業でも「あなたはどう考えますか」ということが質問されました。参考文献を読み、ほかの人の意見を聞いた上で自分の考えはこうだという風に思考したうえで、自分の意見を持つことができるようになりました。

法学類生へ

もし留学を考えている法学類生がいたらぜひ挑戦してみたらよいと思います。法学類生で留学する人は少ないですが、卒業論文の執筆がなく、単位互換もしてもらうことができ、留学しやすいと思います。私は12単位互換してもらうことができ4年で卒業する予定です。自分を大きく成長させる機会になると思います。

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