第4回日本数学 A-lympiad 結果発表

 

受賞チームが決定いたしました!おめでとうございます!
 

令和3(2021)年11月14日(日)に開催した「第4回日本数学A-lympiad」には,全国17都道府県28校から86チーム327名の高校生が参加しました。数多くの皆さんに御参加いただき,誠にありがとうございました。

厳正な審査の結果,下記のとおり受賞チームを決定いたしました。

 

 最優秀賞 

    西大和学園高等学校

      2年 奥村 翼  2年 小室 青空 2年 宮島 大暉 2年 山田 英明

 優秀賞

    学校法人立命館 立命館慶祥高等学校

      2年 中地 明   2年 清水 優   2年 地崎 孝平 2年 吉田 美優菜

 優良賞

    広尾学園高等学校

      2年 小島 丈生 2年 AGGARWAL SAHIL 2年 北田 翼 2年 長袋 薫

    金沢大学人間社会学域学校教育学類附属高等学校

      2年 寺井 誠人 2年 氏家 直太郎 2年 土佐 尚輝 2年 紺谷 輝

    西大和学園高等学校 

      2年 米地 雄一朗 2年 黒川 貴登 2年 西裏 咲希 2年 小林 晴

    西大和学園高等学校 

      1年 呉 昌昊  1年 玉木 佑磨 1年 下村 英理 1年 赤枝 遼星

    西大和学園高等学校

      1年 西川 諒  1年 岩切 瞭史朗 1年 道上 敢 1年 木山 燈生

    岡山県立岡山大安寺中等教育学校

     5年 川谷 志乃  5年 平井 咲如  5年 正富 絵理  5年 山根 葉菜

    岡山県立岡山大安寺中等教育学校

     4年 丸山 泰輔  4年 佐藤 翔太  4年 和田 凱  4年 須田 統也

    岡山県立岡山大安寺中等教育学校

     4年 寺西 真友子  4年 下村 奈央  4年 川西 優凜  4年 安原 千尋

          

※優良賞チームの記載順は高等学校および中等教育学校が所在する都道府県コード番号順

    

総評

数学を活用した世界的課題への挑戦を讃え期待する

実行委員長:金沢大学人間社会研究域学校教育系 教授  大谷 実 

審査委員長:金沢大学人間社会研究域学校教育系 准教授 伊藤 伸也

 金沢大学は,「金沢大学<グローバル>スタンダード」(KUGS)に掲げる「人類の一員として自己の使命を国際社会で積極的に果たし,知識基盤社会の中核的なリーダーとなって,常に恐れることなく現場の困難に立ち向かっていける人材の育成」を具体化し,より良い社会を築くため数学を活用して現実の世界的課題の解決に挑戦する能力を競う,第4回日本数学A-lympiadを実施しました。年々参加者が増え,第4回は,17都道府県,28校,86チームの参加がありました。

 数理科学,数学を活用する諸科学,数学教育の研究者などからなる審査委員は,国際委員会による評価の観点を参考に,慎重にきめ細やかに審査を行いました。

 今回の日本数学A-lympiadの課題は,作物を効率的に生産し魅力的なパッケージにする計画を提案し,数学を活用してその妥当性を裏付けることを求めるものでした。

 参加した各チームは,数学的な内容を含む英文テキストを読み,現実の世界の事象についてその理解を深めつつ数理的に捉え,前提や満たすべき条件を踏まえて,データをコンピュータなどを使用して処理し,現実味ある提案をするとともに,数学的論拠に基づいてその妥当性を示すことに取り組みました。また,数学の問題の答案としてではなく,数学的表現を適切に用いて読みやすく明確なレポートとすることも求められました。

 入賞したチームは,最終課題に先立つ課題群から得た知見を最終課題において見事に総合し,条件を満たし魅力的で現実味ある具体的な計画の提案と,数学を活用した説得力ある妥当性の裏付けを兼ね備えた,読みやすくかつ読み応えあるレポートを作成しました。今回参加したすべてのチームが,数学を柔軟に活用して答えが一意ではない現実の課題の解決に創造的に挑戦する豊かな資質?能力を発揮していることに,審査委員一同,深い感銘を受けました。

 入賞したチームの栄誉とすべてのチームの健闘を讃えるとともに,数学を活用して現実の世界的課題の解決に挑戦する能力を今後も発揮することを期待いたします。

 金沢大学はこれからも,世界とつながりより良い社会を築く若き数理の挑戦者を応援するとともに,来年度開催予定の第5回日本数学A-lympiadに多数のチームが挑戦することを願っております。


表彰式

日時:令和4年3月23日(水)

会場:金沢市内

表彰式の様子はこちら

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